こんにちは。大型連休最終日、肌寒い天気ですが、いかがお過ごしでしょうか。
昨日は広い範囲での雨に加え、今日は寒い1日になっています。
風邪などひかぬよう、ご自愛ください。
さて、4月10日に気象庁からこの夏は5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高いと見通しを発表しました。
夏にエルニーニョ現象が発生すると、日本付近では太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、冷夏になる傾向になります。
ざっくり言いますと、今年の夏は「涼しい」だろう、ということです。ここ数年、非常に暑い夏でしたが、それに比べると涼しいだろう、と。
どれくらい涼しいかは分かりませんし、本当に冷夏になるかどうかも分かりませんが、5年前の2009年は全国で梅雨明けが遅れ、日照不足が問題となりました。
強い日差しをあびてぐんぐん育つ夏のトマト、きゅうり、ナス、とうもろこし、などの生育が心配されます。また、秋・冬収穫作物の作付けもずれ込むかもしれません。
1度の気温差、1滴の雨量、1分の日照時間が大きく農作物・水産物の生育に影響を与えます。
あんまり暑すぎても寒すぎても嫌ですが、食卓へは美味しい作物が並ぶようにできる限りのことを努めたいと考えています。
ちょっと沈んだ内容になってしまいましたが、食べ物と気温には深い関係があるのをご存知でしょうか。
去年の暑い夏、みなさんはアイスを沢山食べましたか?かき氷などの氷菓でしたか?
わたしの冷凍庫に入っているのはアイス>氷菓ですが、昨年は主に氷菓を食べていた気がします。
昨年は非常に暑く、高知県では最高気温が41.0℃となり、歴代全国1位を更新しました。41.0℃はインフルエンザのときの体温と同じくらいです。自分の体内でそれだけ熱くなるとうなることしかできないくらいつらいのに、気温がそこまで上がってしまうと、もうなんとも表現できないような暑さですよね。
そんな気温上昇に比例するようにぐんぐん売れるのがカキ氷などの氷菓です。練乳がかかったものも多くありますが、冷たくてさっぱり食べられるので、売れるようです。
また、カレーなどの辛いものも気温が高くなると売れ出します。ピリッと効いたスパイスが発汗を促し、体内の体温を調節する働きがあるからです。(暑いのによく汗を流して暑い熱い言いながら食べているなーと思っていましたが、やっぱり美味しいですし、自然の理には逆らえません)
野菜についても夏に旬を迎えるキュウリ、ナス、ウリ、スイカなどは半分以上が水分でできています。こちらもカレーの発汗作用と似ており、利尿作用によって体温を調節する働きを持っています。こちらは暑いとよく売れる!などの相関関係は分かりませんが、キンキンに冷やしたスイカは暑い日に食べたい夏の風物詩ですよね。
ちょっとお腹が弱い方、辛いものと冷たいものの組み合わせに疲れてしまった方、そんな方はぜひ、夏野菜で調節してみてください。ただ、どれも食べ過ぎると逆に身体によくありませんので、あと一口・・・のところでとめておくといいでしょう。
連休明け、なかなか仕事スイッチが入りにくいかもしれませんが、美味しい野菜を食べて次の休みまで頑張りましょう。